四日市市は、入札不調となった「学校給食室・保健室等空調設備整備事業」の一般競争入札について、2022年度に再公告する見通し。11月補正予算案で限度額32億6000万円として設定していた債務負担行為(期間21〜35年度)の廃止を計上し、22年度当初予算で改めて債務負担行為を設定する。
同事業では、PFI手法を導入して小学校36校、中学校19校の給食室や保健室など724室を対象に、空調設備の新設・更新、維持管理を実施する。7月に事業者選定に伴う一般競争入札を公告し、12月に落札者を決める予定だったが入札参加者がいなかったために不調となった。予定価格は29億4419万1000円(税込み)だった。
事業方式は民間事業者が設計、施工、工事監理を行った後に施設を市に引き渡し、民間事業者が維持管理を行うBTO方式を採用。整備スケジュールは1年程度遅れる見通しで、設計・施工期間は契約後〜24年3月まで、維持管理期間は24年4月から37年3月までの13年間となる。
PFI事業アドバイザリー業務は日建設計総合研究所名古屋オフィス(名古屋市中区)が担当。
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建通新聞社