日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/08
【群馬】県企業局団地課が2団地で工事計画
県企業局団地課は新規造成を計画している明和東部工業団地(明和町)と高崎玉村スマートIC北工業団地(玉村町)について、年明けに造成工事の公告もしくは指名通知を目指している。用地買収費を含む事業費は明和東部が約16億円、高崎玉村スマートIC北は約14億円規模となる。事業規模からそれぞれ、複数に分けての工事発注が想定される。いずれも2023年度の分譲開始を予定している。
工事の発注方法は2団地ともに検討中。事業規模が大きいことから一般競争入札となることが見込まれる。
明和東部工業団地は明和町下江黒と斗合田地内をまたがる約18・6haが開発面積。分譲面積は15・5haとなる。北側は県道麦倉川俣停車場線、南側は邑楽用水に接する。西側には東北自動車道が通っている。区域南西には岩谷マテリアル(明和町下江黒680−1)が位置している。11月に事業化し、開発許可の手続きを進めている。
区域内には、敷地東側に調整池1・8ha、区域道路は幅員10m、延長920mの路線を中心に◇幅員6・5m、延長190m◇幅員7m、延長195m◇幅員9m、延長378m−をそれぞれ整備する。設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が担当した。
12月補正予算案には造成費として22〜23年度債務負担行為13億8000万円を設定している。造成工事完了後は、明和町に引き渡す。23年度からの分譲は明和町が担当することとなる。
高崎玉村スマートIC北工業団地は玉村町の上新田や板井にまたがる約19・6haで造成工事を計画。関越自動車道高崎玉村スマートICの北側、滝川に沿った区域が対象で、分譲面積は15・4haとなっている。
区域内には調整池1・2ha、公園2カ所合わせて0・7haを整備する。区画内道路としては幅員12m、延長800mのほか、幅員9・5mを1130m新設する。測量・調査・設計はオウギ工設(前橋市)が担当した。
当初予算には、用地買収なども含めた事業費で3億7000万円、22年度の債務負担として高崎玉村スマートIC北地区工業団地造成工事10億7300万円を設定している。22年度まで工事を進め、23年度の分譲開始を予定。分譲は県企業局が所管して実施する。