トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2021/12/08

【神奈川】横浜市 新たな劇場検討地、公募売却を検討

 横浜市の山中竹春市長は、新たな劇場整備を検討していたみなとみらい(MM)21中央地区の用地について、民間事業者への公募等に向けた検討を進める方針を明らかにした。12月7日の横浜市会第4回定例会本会議で、伊波俊之助氏(自由民主党・無所属の会)の議案関連質疑に答弁した。
 対象はMM21中央地区60・61街区の約2万3000平方b。用途地域は商業で建ぺい率80%、容積率600%。地区計画による土地利用方針は「インターナショナルゾーン」として▽業務▽国際交流施設▽会議場▽展示場▽ホテル▽ショッピング・アミューズメント施設▽文化施設▽都市型住宅―などを立地するとしている。
 横浜市は新たな文化芸術の魅力を発信する劇場の整備を「横浜市中期4か年計画2018〜2021」に位置付け、19年度に検討委員会を設置。バレエやオペラを中心とした劇場を公共事業で整備する方向で議論してきた。劇場の規模は地下1階地上5階建て延べ床面積約4万4000平方b程度、客席数2500席程度を想定。概算建設費を約480億円と試算した。山中市長は選挙活動中から新たな劇場整備の中止を明言していた。 提供:建通新聞社