トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2021/12/08

【千葉】現在地で建て替え/県教育庁/総合スポセンの体育館/新施設の基本設計へ

 県教育庁は、2019年の房総半島台風(台風15号)により屋根が飛散し休館している県総合スポーツセンター体育館について、現在地で建て替える方針を固めた。今後、既存体育館の解体や新体育館の基本設計を進める。21年度に実施した調査で、ライフサイクルコストや大規模改修と建て替えの比較検討などを行い、建て替えが最適と判断した。12月定例議会で瀧田敏幸議員(自民党)の代表質問を受けて明らかにしたもの。
 瀧田議員が総合スポーツセンターの体育館に関する検討状況について質問し、熊谷俊人知事が答弁。その中で「バリアフリー化や耐震性など被害箇所以外にも課題があることから、新たな施設への建て替えも選択肢に含め、専門的な調査を実施し、大規模改修と現在地での建て替えを比較した」と説明。大規模改修、建て替えとも整備期間は同じだが「建て替えがライフサイクルコストやバリアフリー化の観点で優れているうえ、十分な競技スペースを確保でき、効率的な大会運営が可能になる」などのメリットがあるとして「現在地での建て替えが最適と判断した」と述べた。今後については「本県の競技力向上の拠点となるスポーツ施設として整備ができるよう、競技団体等の意見を聞きながら検討を進めていく」とした。
 「県総合スポーツセンター体育館整備検討に係る調査業務委託」については、協和コンサルタンツ(千葉営業所・千葉市稲毛区緑町1―26―6)が担当した。
 総合スポーツセンターの体育館は、敷地面積約1万2500u。建物はRC造3階建て延べ約7774u(1972年7月竣工)。収容人員はスタンド3104人、フロア2026人の合計5130人。競技コートはバスケットボール、バレーボール、バドミントン、ハンドボールなど。k_times_comをフォローしましょう
times