佐渡市は、特別養護老人ホーム歌代の里移転新築に向け、民設民営方式により12月中に事業者の公募を行いたい考え。
市が浜田地内で運営している特別養護老人ホーム「歌代の里」は、築後40年近くが経過。毎年施設の修繕や附帯設備の入れ替えを実施しているが、建物本体は耐震構造ではないため、耐震補強が必要とされている。既存施設の規模はRC造3階建て延べ約3000平方メートルで、1990年に増築工事を実施している。
市では費用対効果、民間の専門性などを検討した結果、歌代の里を民営化する方向で検討を進めている。選定された事業者が建設する新施設は既存施設と同じ定員105人規模を想定し、短期入所生活介護(ショートステイ)も併設する。2022年度中に実施設計や建設工事が発注される見通しで、24年4月の開所を目指している。
移転先は梅津地内の両津文化会館や公民館の北側駐車場。なお、閉館した両津文化会館を解体した跡地には両津病院の移転新築が予定される。