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北陸工業新聞社
2021/12/07

【石川】4車線化区間の南伸祝う/のと里山海道上棚ゆずりレーン/−県−

 石川県主催による「のと里山海道4車線化(上棚ゆずりレーン南伸)完成式」が5日、志賀町上棚地内の上棚除雪ステーション内で開かれ、谷本正憲知事や県選出国会議員、羽咋市以北の8市町長ら関係者が鏡開きで完成の喜びを分かち合った。
 今回、開通したのは、県が2015年度から4車線化に乗り出している羽咋市の柳田インターチェンジ〜志賀町の上棚矢駄インターチェンジ間9・6キロのうち、上棚ゆずりレーンの南伸部1・0キロで、すでに4車線化済みの3・4キロと合わせて合計4・4キロが4車線化されたことになる。
 式典では谷本知事が「これにより安全で円滑な交通が確保されると同時に渋滞緩和が図られ、能登と加賀の時間距離が短縮する。さらに4車線化事業完了の暁には、観光誘客に留まらず、企業進出や通勤圏の拡大、定住人口の増加など能登地域の発展に大きく寄与するものと確信している。引き続き残る区間の整備を加速する」などと決意表明。引き続き、西田昭二、小森卓郎、近藤和也衆議院議員、山田修路、宮本周司参議院議員、近藤勝俊北陸地方整備局金沢河川国道事務所長(北陸地方整備局長代理)、向出勉県議会議長が順にあいさつ。
 締めの謝辞を担当した、のと里山海道整備促進期成同盟会会長の茶谷義隆七尾市長は「のと里山海道は、能登地方が発展するための礎であり、平成25年3月の全線無料化や北陸新幹線金沢開業効果により交通量が増加している。安全性、利便性の向上、能登の観光振興のためには全線4車線化が必要不可欠」と早期整備を訴えた。

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