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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/12/03

【群馬】太田市は運動公園広場整備工事

太田市は運動公園広場整備(飯塚町1059−1)に向けた改修工事について、2022年度から着手する。老朽化する園内の通路および広場を更新するもので、工事は2カ年をかけて施工を予定している。実施計画では22年度、23年度ともに工事費1億5000万円を算出している。設計業務については12月補正予算案で委託費を計上しており、議決後、年末までに委託を行う考えとしている。
22年度に行う工事は中央通路改修、23年度は中央広場改修などを予定している。これから委託する設計業務の中で、詳細について決定する方針。委託費は12月補正予算案で、3179万円を追加し、繰越明許に設定している。
運動公園改修はサブグラウンド内の市民体育館建設に伴い実施。市民体育館は太田市を本拠地とするプロバスケットボールチーム群馬クレインサンダーズの新施設として整備を進めており、完成後は県内外から多くの人々が訪れることが想定される。このため、老朽化する通路や広場の改修を行いたい考え。
同施設はアスファルト舗装が剥げている部分や、段差が生じている部分が目立っているほか、木々の根が露出している箇所などもあるため、これらを解消し、さらにイベントなどが行えるように利便性や魅力度の向上を図る工事が内容となりそう。
市民体育館は避難所拠点としても位置付けられており、災害時には1000人程度の避難者を受け入れが可能。広場などの改修を進めることで、避難時の活用も見込まれる。
なお、市民体育館の建設工事は関東・梓JVが施工を進めている。10月末時点で、8・7%の進捗率となる。RC造およびS造およびSRC造の地上3階建てで、延べ床面積1万1103uを計画。総事業費は78億5000万円で、23年5月末ごろの完成を見込む。
同公園はこれまで、17年度の野球場建設工事や19年度の陸上競技場建設工事なども実施している。今後も24年度にはトリムコース内の照明改修工事を予定。工事費4000万円ほどを想定している。このほか25年度以降も予算状況などを見ながら、駐車場の照明改修工事などを随時、進めていく方針。