徳島県は、鳴門市にある鳴門公園線の斜張橋「小鳴門大橋」と亀浦港櫛木線のアーチ橋「小鳴門新橋」の補修工事を2022年度以降に開始する。一般競争入札(総合評価落札方式)した設計業務2件をいずれも四国建設コンサルタント(徳島市)が落札、22年5月の完了を目指して作業を進める。
小鳴門海峡を跨ぐ2橋は橋梁点検でV判定となり、早期措置が求められている。補修設計は損傷箇所の確認後、上・下部工補修設計、概算工事費算定などを実施する他、劣化度を調べる一軸圧縮強度と中性化試験、電磁波探査(鉄筋探査)、はつり試験、コア採取などを行う。小鳴門大橋は舗装修繕設計、小鳴門新橋は鋼橋塗装と支承防さび設計、板厚測定(超音波)も実施する。
小鳴門大橋(鳴門市瀬戸町明神〜鳴門町高島)は橋長531・3b、幅員24・5b(片側7・25b×2の4車線、両側歩道各3b)の斜張橋。中央径間280bで3径間、連続鋼床版。主塔高さ59b、鋼重量7196d。開通は1998年。
小鳴門新橋(同市瀬戸町北泊〜小島田)は橋長308b、幅員8・6b、車道2車線のアーチ橋(鋼橋)。完成は71年。
提供:建通新聞社