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日刊建設工業新聞
2021/12/03

【鳥取】港湾事業2.8億円を盛り込む/11月補正案とゼロ県債/県土整備部


 県土整備部は11月補正案とゼロ県債(債務負担行為)に港湾事業2億8000万円を盛り込んだ。うち冬季風浪などで土砂が堆積した航路と泊地の浚渫は、鳥取港(鳥取市)と田後港(岩美町)などに2億5400万円を充てる。
 鳥取港では、西浜航路の浚渫に11月補正9100万円を要求した。緊急航路として幅130bを確保するため、航路南側50bの間で土砂1万8200立方bを掘削。サンドリサイクルによって土砂は鳥取砂丘の前面に運搬投入する。
 ゼロ県債は港湾維持管理費に1億9000万円を計上。鳥取港は千代航路にたまった土砂2万4000立方bの掘削に8100万円。西浜地区海水浴場付近の陸に吹き上げられた土砂の撤去に500万円を見込んだ。
 田後港は土砂1万6000立方bの掘削に6700万円、サンドポンプの試験施工に1000万円を投入する。また、赤碕港(琴浦町)では土砂浚渫1500立方bに1500万円、赤碕から八橋にかけての深浅測量などに1250万円を計上する。
 同部空港港湾課の説明によると、11月補正とゼロ県債は11月県議会後、年明けから年度内にかけて入札契約。海上静穏度が落ち着く春先に着工する。

 国補正は3.4億円要望

 また、国の経済対策に伴う補正では直轄事業を含めて3億4000万円を要求。同部は石脇港(湯梨浜町)の離岸堤かさ上げに9000万円、鳥取港の第2防波堤延伸設計に5000万円、直轄事業は鳥取港第1防波堤の延伸事業に2億円を要望している。

日刊建設工業新聞