建設新聞社
2021/12/02
【東北・宮城】気仙沼市が新庁舎の基本・実施設計プロポ
気仙沼市は1日、新庁舎建設基本・実施設計業務を委託するため、公募型プロポーザルを公告した。
質問書の受け付けは10日まで、参加表明書の提出は17日まで、1次審査結果は27日に通知し5者程度を選定。2次審査の技術提案書の質問は1月11日まで、2月14日まで技術提案書を受け付け、3月上旬に2次審査となるヒアリングと結果通知、3月中旬〜下旬に審査結果を公表する。
参加資格は、単体もしくは2〜3社JV。単体とJV代表企業は、市の建築設計コンサルトの登録者で、一級建築士事務所に登録されている個人、法人であること。2011年度以降に元請けで国または地方公共団体の庁舎建設に係る基本設計および実施設計業務(執務室および窓口を主にしたもので計画庁舎の延床面積が6000平方b以上、増築の場合は増築部分の延床面積が対象)の完了実績があること、一般社団法人イニシアチブが実施するZEBプランナー登録業者であること。また、参加企業および協力会社のいずれかの企業が、道路部門かつ都市計画および地方計画部門に登録され、11年度以降に国または地方公共団体(土地開発公社等の出資団体を含む)で建築物整備を目的とする2f以上の開発行為を伴う造成設計業務を元請けで受注し完了した実績を有すること。
委託限度額は3億2564万7000円(税込み)。内訳は基本設計費が7446万1000円、実施設計費が1億7323万5000円、造成設計費が7795万1000円。
プロポーザル審査委員は、東北工業大学副学長・建築学部長・教授の石井敏氏、東北大学災害科学国際研究所副研究所長・教授の丸谷浩明氏、早稲田大学理工学術院教授の矢口哲也氏、気仙沼市の赤川郁夫副市長、気仙沼市の小野寺幸恵市民生活部長の5人。
市役所本庁舎の建て替え事業は、八日町1の1の1地内の既存本庁舎やワン・テン庁舎の執務スペースの狭隘化により事務執行や住民サービスに支障を来している上、施設の老朽化が進んでいることから業務機能の集約化などを目的に新たな庁舎を建設する。
新庁舎の建設場所は旧市立病院跡地の気仙沼市田中184番地で、区域面積は2万2000平方b。延床面積は9000〜1万平方b規模を想定している。
今回の業務は、新庁舎の基本設計、実施設計、造成設計業務を作成する。履行期限は24年6月28日まで。
なお、これまでに庁舎整備に係る基本構想の策定支援は国際航業、基本計画の策定支援と旧市立病院の解体設計が梓設計、基本・実施設計者選定支援業務はパシフィックコンサルタンツが担当している。
提供:建設新聞社