2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会(大阪府、大阪市、在阪経済3団体)は、大阪館(仮称)CM(コンストラクション・マネジメント)業務の公募型プロポーザルを公示した。ECI方式での整備を予定する大阪館の建設に係る基本設計、実施設計、工事発注・契約、施工の各段階で発注者を支援する。応募申し込みは12月7日まで、技術提案書は12月23〜24日にそれぞれ持参のみ受け付け、22年1月11日に事業者選定委員会を開き、同月17日に最優秀提案事業者を決める。委託上限額は1億1679万8000円(税込み)。
大阪館の設置場所は大阪市此花区夢洲。敷地面積は約1万0800平方b。延べ床面積は約8950平方b。施設の主な構造は未定だ。大阪パビリオン出展基本計画案(Ver.1)によると、建物の規模は2階建て(一部3層)、高さ約12b(一部約20b)を想定する。
CM業務のうち、基本設計・実施設計の支援では、環境負荷低減に向けた新技術の導入やリユース手法の設計内容への反映について、設計者と協力して検討、発注者に提案し、実施に向けて支援する。また、設計者と技術協力者の連携が円滑に進むよう積極的に両者を調整する。この他、発注・契約支援、展示計画・工事などとの調整を行う。
CM業務の委託期間は契約締結日から25年3月31日まで。
大阪館の建設は、22年度末までに基本設計と実施設計を行い、23年4月に着工する。工期は23年4月〜25年3月。
基本設計は公募型プロポーザルで12月17日に最優秀提案事業者が決まる。実施設計の委託先と、設計段階から施工業者が技術協力するECI方式による施工予定者をそれぞれ早ければ22年7月にプロポーザルで募集する予定だ。発注者は未定。
提供:建通新聞社