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建通新聞社(神奈川)
2021/12/01

【神奈川】相模原市 橋本駅周辺整備推進事業

 相模原市は、広域交流拠点に位置付けている橋本駅周辺のまちづくりについて、11月29日に「橋本駅周辺整備推進事業」の大規模事業評価委員会(1回目)を開いた。2022年7月を目標に対応方針を策定し、都市計画の手続きに着手する。概算事業費として約364億円を見込んでいる。
 市では2016年8月に「広域交流拠点整備計画」を策定し、橋本駅周辺を首都圏南西部における広域交流拠点と位置付け、特に駅南口周辺は重点的に検討が必要な地区とし、リニア中央新幹線の開業を見据え、「優先的に土地利用を図る地区」として検討が進められてきた。
 関係者と都市基盤配置や事業スケジュールの調整がおおむね調ったことから、大規模事業評価委員会を開催。最短のスケジュールで都市計画決定まで約16カ月を見込んでいる。
 広域交流拠点整備計画で想定したスケジュールからは約2年遅れているが、22年4月の大規模事業評価委員会に事業を諮問し、答申後の7月に対応方針を策定する。
 駅南口周辺について、旧相原高校跡地などを含む区域をUR施行による土地区画整理事業を実施。当初計画から整備済みの小規模宅地などを除外し、市、県、JR東海、東京電力の所有地約14fで土地区画整理事業を実施し、駅前広場などを整備する。
 京王線駅舎は、重点地区の北側(旧相原高校跡地)に移設する。駅移設に伴い、在来線との乗り換え利便性の向上させるため、自由通路(幅員16b程度)を設置する。
 アクセス道路はリニア駅上部に橋本駅南口駅前通り線、橋本駅東通り線を整備。橋本駅氷川線は駅前広場に曲線でアクセスする位置とし、既存の大山氷川線に擦(す)り付ける線形とする。橋本西通り線は当初の計画から京王新駅舎の西側に配置する計画に変更、既存の道路を地区内側(東側)に拡幅する。 提供:建通新聞社