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北陸工業新聞社
2021/12/01

【福井】補修・更新に新規着手へ/天王川左岸第2排水機場/−県−/3.5億投入、4カ年で

 福井県は一級河川天王川の左岸に広がる越前町乙坂、福井市在田町などの甑谷地区で、農業用用排水施設事業として「県営基幹水利施設ストックマネジメント事業」を計画している。
 天王川左岸第2排水機場の補修・更新を図るもの。
 現在、新規事業化に向けた手続きを進めており、概算事業費は3億5000万円。事業期間には2022年度から4カ年を見込む。
 天王川左岸第2排水機場は供用から30年以上が経過、施設の老朽化が著しく進行し、機能低下が懸念されている。また、過去に実施した機能診断の結果、電気設備および補機設備は耐用年数を大幅に超過し、経年劣化により不具合が生じているという。
 現状を踏まえ、今回のストックマネジメント事業では、老朽化した施設の長寿命化対策を実施することで、施設機能の維持および管理の省力化、安全性の確保を図り、安心で安全な農業経営の推進につなげていくのが狙い。
 工事内容は電気、除塵両設備の更新に加え、ポンプ設備(φ1200ミリ×4・2メートル×250Ps×3立方メートル/s×1台)、コンクリート施設(上屋)、補機設備の補修を想定している。

hokuriku