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建通新聞社(中部)
2021/11/30

【三重】尾鷲市 学校給食センター整備の設計者 ARTS(津市)を特定

 尾鷲市は、学校給食センターの整備に伴う設計者について、公募型プロポーザルによりARTS(津市)を最優秀提案者に選定した。基本・実施設計の期間は2022年3月10日まで。7月ごろからの着工に向けて、22年度早々にも工事が発注される見通しだ。23年4月からの施設稼働を目指す。
 市内で唯一給食を実施していない尾鷲中学校に対して、尾鷲小学校から給食を配送する方針を決めており、同小学校給食室棟を共同調理場に増築・改修する計画。今回のプロポーザルでは、「調理作業の効率性について、必要諸室のゾーニングや適正な人員の配置」「給食停止期間についての工事の効率化」などへの提案が特に高く評価された。
 尾鷲小学校給食室は現在、約500食の給食を提供しているが、施設の老朽化対策とともにドライシステムなど衛生管理基準に適した運営が求められている。また、2025年度には矢浜小学校と向井小学校の調理場の統合を想定しているため、今回の共同調理場は、1日当たり約1000食の給食規模に対応できる学校給食センターとして整備することになる。
 概算工事費は厨房機器設置費なども含め3億9000万円(税込み)。
 
提供:建通新聞社