日本工業経済新聞社(群馬)
2021/11/29
【群馬】県上信自動車道厚田IC近くの付け替え町道 22年3月に32号ボックス公告
県上信自動車道建設事務所は、整備を進めている吾妻東バイパスにおいて、32号ボックスカルバート工事を2022年3月に条件付き一般競争入札で公告する。32号ボックスは東吾妻町道2268号線の付け替え道路として整備するもので、延長31・4m、コンクリートボリュームは約640立方mの規模となる。工期は9カ月程度を予定している。
上信自動車道の整備では町道の機能補償として、ボックスカルバートなどによる路線の付け替えを進めており、吾妻東バイパスについては、すでに千島工務店(中之条町)が工事を担当している30号ボックスと、今回の32号ボックスを含む合計33ボックスの整備を計画している。
公告となる32号ボックスは、東吾妻町厚田地内で建設を予定している、厚田インターチェンジ付近を走る町道2268号線の付け替え道路として場所打ちで整備する。内空断面は幅4・6m×高さ5・3m、延長31・4mの規模。コンクリートボリュームは約640立方m。設計は八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が担当した。付け替え町道に対する舗装や路盤の工事は行わない。
今後、33号ボックスの整備を予定しており、21年度は技研コンサル(前橋市)が仮設構造物および土留工の詳細設計を手掛けている。
吾妻東バイパスは、植栗・中之条インターチェンジから厚田インターチェンジまでを結ぶ、延長約6400m、幅員10・5mの新設道路。14年度に事業を開始しており、26年度の完了を予定。21年度から重要箇所の整備に着手し始めた状況で、厚田インターチェンジ付近の整備を進めるとともに、埋蔵文化財調査や用地買収を進めている。22年度以降も町道の付け替え工事は計画されているものの、発注時期は未定としている。