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滋賀産業新聞
2021/11/30

【滋賀】湖北広域消防本部 東浅井・米原消防署の新設

 湖北広域消防本部(長浜市平方町1135)は、20年(令和2年)2月策定の「湖北地域消防組合消防力適正配置に向けた消防施設整備計画」で示された7署所体制の整備に向け、現・東浅井分署とびわ出張所を「(仮称)東浅井消防署」に、米原消防署と米原・伊吹出張所を「(仮称)米原消防署」に、それぞれ整理統合移転するための移転先用地や施設概要などの基本計画を公表した。22年度(令和4年度)に用地の造成設計・工事と基本・実施設計に着手し新庁舎の規模や構造を決め、いずれも23年度(令和5年度)に完了。建築工事は23年度(令和5年度)半ばに着工し24年度(令和6年度)末完了、25年度(令和7年度)は移転と5月に新庁舎供用開始、その後現庁舎の解体を行う計画。
 このほど公表した「(仮称)東浅井消防署庁舎整備基本計画、(仮称)米原消防署・(仮称)米原出張所庁舎整備基本計画」によると、現在の米原消防署・東浅井分署・びわ出張所・米原出張所・伊吹出張所の1署1分署3出張所を、新たに用地を確保し新築する(仮称)東浅井消防署・(仮称)米原消防署・(仮称)米原出張所―に移転統合し2消防署1出張所体制とする。統合される庁舎類は移転後全て、解体される見通し。
 湖北地域消防本部東浅井分署は昭和46年、米原消防署は昭和49年、浅井出張所は昭和63年、びわ出張所は平成元年、伊吹出張所は平成13年、米原出張所は平成15年にそれぞれ整備。米原消防署と伊吹出張所は耐震化が必要で、東浅井分署とびわ出張所も大規模地震での倒壊が危惧され、狭隘化も課題となっている。またこれまでの拠点の位置が水害・土砂災害など災害発生時に消防拠点の役割を果たせない可能性があるとして、住民が安心安全に暮らせるまちづくりの実現と大規模災害に備えた消防機能の強化を目的に、庁舎移転配置を含めた「消防力適正配置に向けた消防施設整備計画」を20年(令和2年)に策定した。

 移転統合の施設概要は次の通り―

 【東浅井消防署統合計画】
▼[新庁舎](仮称)東浅井消防署(長浜市湖北町小倉826他2筆)(敷地6754平方b)=(消防庁舎)2170平方b、(訓練施設・主塔)200平方b、(同・副塔)130平方b
▼[現庁舎・解体]びわ出張所(長浜市益田町54)(敷地1000平方b/市有地)=平成元年築/(庁舎・車庫)S造平屋建、175・30平方b
▼[現庁舎・解体]東浅井分署(長浜市五村町151)=昭和47年築/敷地2197平方b/(庁舎)RC造3階建、延545・65平方b、(車庫)S造平屋建、179・34平方b、(訓練棟)S造工作物

 【米原消防署統合計画】
▼[新庁舎・消防署](仮称)米原消防署(米原市天満1107他3筆)(敷地8720平方b)=(消防署庁舎)2170平方b
▼[新庁舎・出張所](仮称)米原出張所(米原市西円寺1695他1筆)(敷地3488平方b)=(出張所庁舎)300平方b
▼[現庁舎・解体]米原消防署(米原市長岡2811―1)(敷地8997平方b)=昭和50年築/(庁舎・車庫等)S造2階建、延1301・93平方b、S造平屋建、112・81平方b、軽量S造平屋建、36・18平方b、(訓練棟・主塔)S造5階建、(同・副塔)S造工作物
▼[現庁舎・解体]米原出張所(米原市朝妻筑摩2438)(敷地2590平方b/市有地)=平成14年築/(庁舎・車庫)RC造平屋建、516・25平方b
▼[現庁舎・解体]伊吹出張所(米原市曲谷47―1)(敷地713平方b/市有地)=平成3年築/(庁舎・車庫)S造2階建、268平方b

提供:滋賀産業新聞