愛媛銀行と伊予銀行は、内閣府の地域プラットフォーム形成支援を受けて「愛媛PPP/PFI地域プラットフォーム」の設置を目指しており、行政や民間事業者などを対象に個別勉強会を開催した。今後は県や県内市町をはじめ大学、建設業界などと連携し、2022年1〜2月の設立を目指し調整を急ぐ。
冒頭、愛媛銀行公務ふるさと振興部の岡田温仁部長が「地域の厳しい財政事情や人口減少社会の到来により、公共施設の建設・維持管理に民間の活力を用いる動きは今後ますます強まっていく。本日の勉強会を契機に愛媛県でのPPP/PFIの普及啓発につなげていきたい」とあいさつ。勉強会では「PPP/PFIの基本事項」と「松山市におけるPPP/PFI取組事例」の講演が行われ、リモート(Web)も含め66人が参加した。
同プラットフォーム形成支援は、地域でのPPP/PFI案件の形成能力を向上させるため、行政や金融機関、企業、有識者などの関係者が集い、ノウハウの取得や情報の交換・共有を容易にする場(プラットフォーム)の形成や運営を内閣府が支援する制度。両銀行は2021年度の採択を受けている。
提供:建通新聞社