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　石川日野自動車（金沢市、小林洋代表取締役社長）は、能美市福島町地内の産業団地「福島グランパーク」で計画する「（仮称）小松能美整備センター新築工事」を大林組に決定した。２６日に現地で地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈願した。
　建設規模は、Ｓ造２階建て延べ約４５００平方メートル。場所は同団地内の南側となり、根上野球場の駐車場北側に隣接する。敷地面積は約１万７３００平方メートル。設計は桶村設計（金沢市）が担当。来年１２月の稼働を目指す。
　小松市長田町地内にある同社の小松営業所は、手狭で老朽化が進んでいる。周辺は農地であり、営業所の拡張が難しいため、福島グランパークに新たな拠点となる工場を整備することにした。投資額は約２５億円を見込んでいる。
　地鎮祭後は小林社長があいさつし、井出敏朗能美市長も祝辞を述べた。
　同団地は、同市福島町地内の主要地方道金沢美川小松線と市道根上国道線の福島東交差点南東側に位置する。全体面積は２３ヘクタール。北陸自動車道能美根上スマートインターチェンジに近く、加賀海浜産業道路や４車線化が進む国道８号なども近接し、交通の利便性に優れている。これまでに澁谷工業やオンワード技研、歯愛メディカルが進出するほか、近接する福島保育園も同団地内で建て替えられている。