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建通新聞社(神奈川)
2021/11/26

【神奈川】藤沢市 鵠沼海浜公園 小田急電鉄らを選定

 藤沢市は、鵠沼海浜公園の改修事業(Park―PFI)について、スケートパークや飲食施設・店舗などの整備・管理運営を行う事業者(最優秀提案者)を「鵠沼海浜公園GROWING PARKグループ(小田急電鉄他10者)」に選定した。
 今後、基本協定を締結し、関係機関との協議や設計を進め、地元説明会なども実施する予定。計画の認定や実施協定の締結を行った後、2022年度からは解体や改修工事に着手、23年度秋ごろのオープンを目指す考えだ。
 鵠沼海浜公園は1961年4月1日に供用開始。供用面積は1万6690平方b。現在、スケートボードやインラインスケート、BMXなどを取り扱う「鵠沼海浜公園スケートパーク」を中心として利用されているが、施設は設置から30年以上が経過、老朽化が激しく、一部施設については閉鎖している。事業は、老朽化した施設を更新し、同公園のさらなる魅力の向上や公園利用者の利便の向上を図るため、施設の改修を実施する。改修にあたり、民間事業者の創意工夫を取り入れる公募設置管理制度(Park―PFI)を活用する。
 事業コンセプトはKUGENUMA Growing Park〜アーバンスポーツ&ウェルネスライフ。事業概要は、▽世界に誇るスケートパークの創造(さまざまな技術レベル・競技会に対応したスケートパーク、管理事務所)▽誰もがスケートパークを眺められるデッキ・眺望テラス▽海・スケートパーク・広場ビューを楽しむ飲食施設、鵠沼らしいウェルネスライフの魅力発信(アウトドアフィットネス、テークアウトカフェ、ビーチカルチャー発信店舗、ワーケーション拠点)▽アーバンスポーツサポート機能の充実(メンテナンス・修理・用具販売、シャワー・ロッカー)―など。建築物は3棟で構成、延べ床面積は合計約1900平方b。A棟には物販・飲食施設、アウトドアフィットネスなど、B棟にはテークアウトカフェなど、C棟には物販・サービス、管理事務所、トイレなどを配置する。スケートパークは約6700平方b。駐車場は約3500平方b(約155台)。
 鵠沼海浜公園GROWING PARKグループは、代表法人が小田急電鉄(全体統括、管理・運営統括、市との連絡窓口)、構成法人が小田急SCディベロップメント(公募対象公園施設・スケートパーク以外の特定公園施設管理運営)、湘南なぎさパーク(スケートパーク整備・管理運営)、丹青社(公園全体総合プロデュース、公募対象公園施設設計・監理)、日比谷アメニス(特定公園施設外構・ランドスケープ施工、植栽管理)、BEACH TOWN(広場イベント運営)、マサケン(特定公園施設スケートパーク設計・施工)、marukan(公募対象公園施設施工)、丸山工務所(特定公園施設外構・ランドスケープ施工)、ムラサキスポーツ(スケートパーク管理運営)、ランドスケープデザイン(特定公園施設設計とりまとめ、ランドスケープ設計・監理)の10者。
 所在地は鵠沼海岸4ノ5218ノ1。 提供:建通新聞社