新潟県および新潟県建設業協会、建設コンサルタンツ協会北陸支部は25日、「Made in 新潟 新技術(土木・建築)」の展示・発表会を新潟市中央区で開いた。建設業者ら約500人が来場し、日ごろの現場に生かそうと取組事例などに理解を深めていた。
主催者を代表し、県土木部の金子法泰部長が登壇し「新潟生まれの新技術を間近に見てほしい。県としても生産性の向上に向けて情報通信の活用や、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、魅力ある産業となるよう、より一層の普及を目指していく」と協力を求めた。
この日は、県内企業が開発した新潟生まれの登録技術35社71技術のパネルや製品などが展示され、来場者は興味深そうに各ブース担当者の説明に耳を傾けていた。
技術発表会には、▽コンクリート構造物品質向上のための施工支援システム(ユニテック)▽護岸勾配に適合した傾斜面を備えた端部根固めブロック(種村建設)▽小規模渓流向け杭式土石流・流木対策工(プロテックエンジニアリング)▽さまざまなシートに対応可能なシート止め杭(浅野木工所)▽長距離配管気水洗浄工法(興和)▽既設鋼矢板護岸の高耐久部分補修工法(近藤與助工業)▽消雪パイプ高圧洗浄の効率化技術(山高建設)の7社が事例を説明した。
また、立命館大学の建山和由教授による「DX時代の新しい建設産業に向けて」をテーマとした特別講演も行われた。