来春の石川県知事選挙へ立候補を表明している元衆議院議員の馳浩氏は22日、ホテル日航金沢で記者会見を開き、知事選に際しての政策案「馳プラン10」を発表した。
それによると、「県土DX(デジタルトランスフォーメーション)」として、(1)行政のデジタル化(2)都市のDX(スマートシティ化)(3)能登のDX(遠隔医療・スマート農林水産・自動運転など)を、「社会インフラ」として、(4)北陸新幹線・金沢以西の建設促進と開業効果の全県波及(5)小松空港の新滑走路建設、空港周辺・北陸の一大拠点づくり、小松空港の民営化、3空港(小松・富山・のと里山)の価値共創(6)金沢・都心軸新交通システム(7)カーボンニュートラルポート(港)構想を、「教育・文化」として、(8)高等教育機関・官・民・金融学術都市構想(環状道路が作る金沢学術都市構想)(9)特色ある公立高校づくり(情報・STEAM教育の推進)(10)尊経閣文庫の知事公舎誘致と周辺緑地構想―を挙げた。
このうち東京にある尊経閣文庫の知事公舎誘致にあたっては、合わせて周辺の県立図書館・社会福祉会館の移転後の跡地を緑地帯とし、世界に冠たる文化と緑の聖地とする。さらに金沢美大に音楽学部を創設し、歌劇座を拠点とする。このほか、本多の森との回遊性を高めるため「美術の小径」のエスカレーター化を図る計画。
小松空港では、民航専用の新滑走路を建設するとともに安宅新地区土地区画整理事業と連携して北陸の一大拠点をつくるとした。