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建通新聞社(静岡)
2021/11/19

【静岡】静岡市 大浜公園再整備に23・7億円想定

 静岡市は、大浜公園再整備で、11月補正予算案に39年度までの期間で、限度額23・7億円(総事業費)の債務負担行為を設定した。12月に特定事業の選定・公表を行い正式にPFI事業となることを公表し、3月に入札公告する。
 22年6月に事業者提案書の審査・評価を行い、7月に落札者を決定。議会承認を経て、12月に事業者との本契約締結を想定している。設計、建設などは事業者が進め、25年7月の供用開始を目指す。
 公園再整備は、プール、公園機能ゾーン(民間収益施設など含む)、森林ゾーンからなり、プールと公園は、事業者が施設を設計・建設後に市に所有権を移管し、事業期間の運営、維持管理を行うBTO方式とし、収益施設などの整備運営は、事業者が独立採算事業として施設を整備、所有・運営管理するBOO方式を適用する。
 3万2000平方bを事業対象面積とする公園の各ゾーンは、プールゾーン約1万2000平方b〜約1万6000平方b、公園機能ゾーン約1万000〜約1万4000平方b、松林ゾーン6000平方b程度を設定している。
 要求水準書案でそれぞれの施設に詳細な要求水準を設定している。プールは、全体で水面積2500平方b以上(流水プール1300平方b、ウオータースライダー長さ80b以上×2系統、アトラクションプール)、プールサイド6500平方b以上として、施設ごとに細かく要求水準を示している。
 公園は、3500平方b以上の芝生広場と多目的広場、園路、遊戯施設、管理施設、便益施設、休憩施設、集計施設など。収益施設は、カフェやレストラン、スポーツ支援施設など常時利用が可能なもので、社会的課題の解決に寄与する施設を求める。駐車場は100台以上としている。
 入札参加者の参加資格要件は、設計、建設、工事監理における企業、配置技術者などの資格要件を示しているが、設計ではプール、公園ともに過去10年の各施設の元請け業務実績を求める。
 PFIアドバイザリー業務は、22年度末までの業務期間で、日本工営静岡事務所(静岡市葵区)が担当している。



提供:建通新聞社
(2021/11/19)

建通新聞社 静岡支社