岡山、鳥取両県議会の土木関係常任委員会は16日、両県にまたがる道路整備の促進を求める要望書をまとめた。今後、中国横断道「岡山米子線」の早期全線4車線化などを国に働き掛ける。
両県議会常任委合同会議が鳥取市内で開かれ、岡山県議会土木委員会の渡辺知典委員長ら5人と、鳥取県議会地域づくり県土警察常任委員会の川部洋委員長ら8人が出席。岡山米子線4車線化への取り組みや、姫路鳥取線の付加車線、北条湯原道路の整備状況を確認した。
意見交換では西側の岡山米子線と東側の姫鳥線に続き、真ん中にある北条湯原道路の整備促進に向けて要望に力を入れるべき。また、観光面への配慮から積雪時に高速道路が通行止めになった際、う回路が分かりやすい案内標識が必要といった声が上がった。
要望書の取りまとめでは▼中国横断道「岡山米子線」の早期全線4車線化▼中国横断道「岡山米子線」米子―境港間の早期事業化▼中国横断道「姫鳥線」整備促進▼地域高規格道路「北条湯原道路」の整備促進▼道路関連予算の総額拡大―の5項目を採決した。
今後、両県議会合同で本省や中国地方整備局、NEXCO西日本などに対し要望活動を展開する。
日刊建設工業新聞