建設新聞社
2021/11/17
【東北・山形】東和薬品が上山市に2棟で延べ4万2000uの工場新築
ジェネリック医薬品の製造・販売を行っている東和薬品(大阪府門真市新橋町2の11 吉田逸郎代表取締役社長)は、山形県上山市内にある山形工場敷地内に新工場2棟の建設を計画し、鹿島に設計を委託している。
建設用地は、上山市金瓶湯坂山17の8地内の山形工場で、敷地面積は約10万平方b。
計画によると、既存工場に隣接し新工場を2棟建設する。工場の規模は、第3固形製剤棟(生産能力:35億錠/年)が5階建て延べ約2万6000平方b、第2無菌製剤棟(生産能力:バイアル550万本/年)が4階建て延べ約1万6000平方bで、合計延べ床面積は約4万2000平方bとなる。
施設内部には打錠機や造粒機などの生産ライン一式を配置する予定だ。
今後のスケジュールは、2022年5月までに設計業務を完了させ、6月の着工、23年10月の完成を目指している。施設建設と並行し23年8月から設備導入を順次進め、24年4月の稼働開始を見込んでいる。
投資予定額は、建物が252億円で、設備は285億円としている。
1951年創業の同社は、ジェネリック医薬品メーカーとして安定供給責任を果たすとともに、今後のシェア拡大に対応するため山形工場の生産体制増強を図る新工場を建設する。
提供:建設新聞社