県東近江土木事務所は、県道綾戸東川線の竜王町綾戸地先の無名橋1号および県道土山蒲生近江八幡線の東近江市下羽田町地先の無名橋の2橋の修繕設計業務を進めている。担当は、8月17日に開札した入札で落札した鞄建技術コンサルタント(大阪市中央区)の滋賀事務所(大津市)。期間は12月6日まで(当初)。
県道綾戸東川線の無名橋1号は、農業用水路に架かる橋梁で、形式はボックスカルバート。橋長3・4b、幅員14b。架設年次は不明。20年10月に行なった定期点検で、頂版、側壁に著しいひび割れが見られたため、早期に措置を行なうことが望ましいとして、健全度「V」の判定となっていた。
県道土山蒲生近江八幡線の無名橋は、路下条件が開水路。橋長4・2b、幅員5・9bの単純RC中実床版橋。橋台は重量式で基礎形式は不明となっている。架設年次は33年(昭和8年)。14年12月に行なった点検で、床板・地覆が措置を講ずべき状態にあるとして、こちらも健全度「V」の判定となっていた。
このため、損傷状況の確認を行なった上で補修設計を行ない、概算工事費の算定までを実施する。
提供:滋賀産業新聞