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滋賀産業新聞
2021/11/17

【滋賀】大津市 北部廃棄物最終処分場の増設

 大津市施設整備課は、同市小野にある「北部廃棄物最終処分場」の増設を計画している。このほどパシフィックコンサルタンツ滋賀事務所(大津市)で増設に伴う測量調査及び設計(基本計画)を、21年度内をメドに内容を取りまとめる。
 今後のスケジュールは、22年度に実施予定の実施設計(基本・詳細)業務に向けた増設3期の基本計画を今回、策定する。
 内容によると、北部廃棄物最終処分場での埋立終了(増設2期)が近づいており、次期埋立地を整備するために現地測量及び地質調査を実施する。その測量調査の結果を基に、次期埋立地の形状のあるべき形として、最終埋立形状、土堰堤段数および形状、最終覆土実施までの埋立方法、雨水排水措置、施設の検討等を、埋立容量や経済性の観点も含めて比較検討する。
 現況調査としては、北部廃棄物最終処分場(増設3期)は、現処分場(増設2期)に隣接して計画するため、現施設と密接し、現施設(増設2期)の現況調査を行い、新施設(増設3期)の計画設計において項目を検討していく。
 また、貯留構造物計画・埋立地造成計画については、現況測量の結果をもとに、貯留構造物と埋立造成形状を検討。貯留構造物は、土堰堤、コンクリート重力式堰堤、コンクリート擁壁等の形状を比較し、適正な構造形式を選定する。埋立造成計画と併せて、必要となる貯留構造物の高さと延長等を決定し、浸出水処理施設については、現況施設の能力で満足できるかの検討を実施する。埋立地造成形状は、その地形・地質等を勘案して、堀込み式や盛土式の造成形式を比較検討したうえで、場内へのアクセス道路の動線と切盛土量のバランスを考慮して埋立地形状と廃棄物による造成形状を検討。貯留構造物は、構造形式ごとに構造計算を行い、その断面形状を決定し、埋立地造成形状は、埋立地の設置段階及び廃棄物の造成段階ごとに主要な断面について安定計算を行い、造成勾配等を決定する考え。

提供:滋賀産業新聞