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　神奈川県平塚土木事務所は、都市計画道路・曽屋鶴巻線（県道６１２号上粕谷南金目）の鶴巻温泉駅工区で、街路整備・電線地中化事業を進めている。今後は完成目標を２０２３年度とし、電気・通信事業者が沿道住民と調整しながら、電線類の入線や電柱撤去などを行っていく予定だ。21年度は12月から22年３月まで歩道部の舗装（仕上げ）工事を実施する。
　同工区は秦野市鶴巻南１丁目〜鶴巻北２丁目両地内、延命地蔵尊前交差点から小田急鶴巻温泉駅東側の踏切までの延長３１８�b。
　同区間の幅員約７�bを13�bに拡幅。両側に設けた幅員約３�bの歩道下に電線類を埋設する。電線共同溝まですでに整備済み。
　都市計画道路・曽屋鶴巻線は、秦野市曽屋地内から鶴巻温泉付近に至る道路で、秦野市域の南北方向における広域ネットワークを形成する主要幹線に位置付けられている。
　このうち、鶴巻温泉駅工区は歩行者が多い駅周辺である一方、幅員が狭く歩道も整備されていない危険な状況にあったため、地元関係者から早期整備の要望が寄せられていた。
　これを受けて07年度から事業着手。道路拡幅など街路整備事業に合わせて、災害に強く安全快適な歩行空間確保と、良好な都市景観形成を図り電線地中化を進めている。提供：建通新聞社