滋賀県長浜土木事務所は、姉川・高時川の河川改修に向け、高時川右岸の長浜市湖北町地先において堤防強化に向けた河川改修に取り組む。今年度は堤防の土質調査と来年度までの解析調査を委託中で、強化工事が必要となれば22年度(令和4年度)、詳細設計を委託し、地元協議等が順調にいけば23年度(令和5年度)以降、優先度の高い箇所から発注していきたい考え。
今年度の土質調査は滋賀ソイルコンサルタント(大津市)に委託し、堤防表法面天端付近と堤防裏法面中腹の2ヵ所において土質ボーリング(深さ216b、16本)、標準貫入試験168回を行い、設計業務で行う堤防の安全性検討に必要な土質調査結果を12月28日までかけてまとめる。また別途、解析調査を22年(令和4年)5月10日までの期間で三井共同建設コンサルタント(滋賀営業所・大津市)に委託中。
調査と解析の結果、堤防強化工事が必要となれば22年度(令和4年度)、堤防強化詳細設計へと進め、維持管理、経済性、施工性、周辺環境等の観点から適用性を比較・検討し優先度の高い堤防強化対策を検討し工法を選定。堤体設計や必要な場合付帯施設、仮設計画、施工計画―等について詳細設計を行う。最終確定した工法に基づく地元調整が順調にいけば23年度(令和5年度)以降、優先度に準じて強化工事の発注・施工へと進めていく。
提供:滋賀産業新聞