建通新聞社(神奈川)
2021/11/15
【神奈川】横浜市 南部方面校建替え事前調査、コアに
横浜市教育委員会は、児童数が急増する戸塚区内の小学校2校の建て替え・新設に向けた事前調査を開始する。2校の配置計画や共用可能な施設を検討するとともに整備スケジュールや概算費用を算定し、再整備に向けた検討資料を整える。このほど「南部方面校建替え・新設に係る事前調査業務(その4)」をコア建築設計工房(横浜市中区)に499万円で委託した。納期は2022年3月。3回目の入札で決まった。
対象校は現時点で公表されていないが、東戸塚小(戸塚区吉田町88)と舞岡小(戸塚区舞岡町534)の児童数が増加しており、東戸塚小のグラウンド内に二つの校舎を隣り合わせて再整備するもよう。
今回の業務で新設校と建て替え校の配置を複数パターン検討し、必要な仮設校舎や仮グラウンドの手当を考え、その成果を22年度以降に進める基本計画〜基本設計、仮設校舎建設〜解体、既存校舎解体、校舎建設スケジュール検討の基礎資料とする。
2校での共用を想定するのは▽プール▽給食室▽図書室▽グラウンド―など。既存の校舎は将来的に撤去する方向だ。東戸塚小の敷地面積は2万6291平方b。
戸塚駅周辺では複数のマンション開発が続き、地域の小学校の過大規模校化が懸念されている。 提供:建通新聞社