九州防衛局熊本防衛支局は11日、馬毛島(R3)仮設プラント製作・設置に向けた4件の一般競争入札に向け実施要領を公告した。工事に使用するコンクリート等を製造する仮設プラント設置のためで、参加資格は単体またはJV。代表者は土木および建築が1200点以上、機械器具設置は1100点以上で、JVの場合の構成員は土木および建築が830点以上、機械器具設置は780点以上の資格者となっている。申請書や技術資料等の提出期限は12月7日正午。
工事内容をみると、「その1〜3」の3件はそれぞれ、仮設プラント(生コンプラント)製作・設置1基(製造量4.5m3/1バッチ)を行い合計で3基整備する。
附帯工事は仮設建物1棟(S造2階建約270u)新設や浄化槽(20人槽)、受水槽(20t)の設置、電気(電灯、幹線、動力、防災)、機械(空気調和、換気、給排水衛生、消火設備)、通信、発動発電機2基などが含まれる。
またその1だけ、セメント備蓄サイロがあり規模は約1000tで3基を製作・設置するほか、造成工事で掘削・盛土約4万m3、骨材生産工約1万4000m3、附帯工事は砕石舗装約5万2500m3、素掘側溝約1400m、環境整備は金網柵(H1.8m、L約1400m)と門扉3基を設置。
その4は、仮設の砕石プラント(約170t/h)4基の製作・設置で仮設事務所(S造2階建て約230u)や冷却水供給水槽約2基、発動発電機約3基などを整備。それに伴い、造成で掘削・盛土約1万4000m3、骨材生産工約1万6000m3、附帯工事は砕石舗装約6万m3、素掘側溝約1200m、環境整備は金網柵(H1.8m、L約1200m)と門扉2基を整備する。
今後のスケジュールは見積等の提出期限は12月13日までで、入札書は2022年1月13日まで受け付け、開札は同17日に順次行う。
なお、仮設プラントの製作は西之表市馬毛島以外で行い、組立・設置等の工事は環境影響評価書の公告後に島内で実施する。