日本工業経済新聞社(群馬)
2021/11/11
【群馬】県上信自動車道建設事務所は(仮称)泉沢川橋P3橋脚を公告
県上信自動車道建設事務所は吾妻東バイパス2期工区の(仮称)泉沢川橋P3橋脚について、月内に一般競争入札で工事を公告する見通しを示した。同橋梁は、整備が予定されている新巻インターチェンジ付近に架かる橋梁として整備。P3橋脚はコンクリートボリュームが約1200立方m、場所打ち杭を9本施工する。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)がまとめた。
対象となる(仮称)泉沢川橋は、一級河川泉沢川に掛かる橋として整備するもの。橋梁の形式は、鋼4+3径間連続少数鈑桁橋で橋脚は張出し式となる。橋梁の施工場所が谷地形となっている場所でもあることから、橋長は322mとなる。幅員は11・49m。
月内に公告を見込んでいるP3橋脚は高さ34・2m、幅14・0mで、コンクリートボリュームは約1200立方mの規模となる。また、直径2m、長さ12・5mの場所打ち杭を9本施工する。足場は枠組み足場となる。工期は11カ月程度を見込んでいる。
現在、初弾工として南波建設(東吾妻町)がP2橋脚の整備を進めている。残る4つの橋脚と橋台2基の整備は準備を進めている段階で、工事の発注時期は未定。
吾妻東バイパス2期工区は箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ約6700mの区間が対象。幅員は10・5m。全体事業費を180億円とし、2014年度から整備を開始しており、27年度までの14年間を事業期間としている。
なお、工区内にある主な橋梁は、(仮称)泉沢川橋以外に◇箱島インターチェンジ橋◇千沢川橋◇五町田1号橋◇五町田2号橋◇湯殿沢橋◇新巻跨道橋◇新巻町道跨道橋◇小泉橋◇中郷沢橋◇西沢川橋−の合計12基が予定されている。橋梁名は全て仮称。このうち、工事に着手しているのは(仮称)泉沢川橋と(仮称)箱島インターチェンジ橋の2橋となっており、今後、他の橋梁についても順次整備を進めていく方針。