滋賀県湖東土木事務所は、愛荘町市地先の湖東愛知川線をはじめ、歩道整備を計画している3路線それぞれの計3ヵ所の橋梁について、一括で予備設計を今年度委託する。22年度(令和4年度)は3橋とも詳細設計へと進め、23年度(令和5年度)にも歩道整備の準備が整った路線の施工計画に組み込み、初弾工事を発注し着工したい考え。
予備設計を行うのは、湖東愛知川線で計画される新愛知川に架かる橋梁(橋長8・7b)、国道307号で大谷川に架かる橋梁(橋長8・0b)および彦根八日市甲西線で小増川に架かる橋梁(橋長14・0b)―の計3橋梁。構造や幅員は決まっていない。
10日に開札・担当を新洲に決めた予備設計では、国道307号は道路規格・第3種2級(設計速度時速60q)、湖東愛知川線と彦根八日市甲西線はそれぞれ道路規格・歩道(幅員未定・設計速度なし)―の設計条件で3橋の橋梁予備設計を行う。形状、構造、使用材料、施工方法等橋梁の最適案を選定し、現場打、プレキャストによるコンクリート構造物の比較検討や、本体工事費、仮設工(足場工、土留工、水替工、雪寒施設工)、工期を踏まえた交通管理工(交通誘導警備員等)、残土処理工、共通仮設費―についても提案する。予備設計は22年(令和4年)3月30日までの期間でまとめる。
県湖東土木事務所では、3路線の計画にあたり専門性の高い橋梁の予備設計を一括で委託。22年度(令和4年度)に3橋梁の詳細設計の後、予算状況等に応じて早ければ23年度(令和5年度)、歩道整備の発注準備が整った路線から順次、発注・施工を進める意向。
提供:滋賀産業新聞