建通新聞社(神奈川)
2021/11/10
【神奈川】川崎市 建築8施設の構造躯体調査
川崎市は「公共建築物構造躯体等劣化調査業務」をランドブレイン(横浜市金沢区)に3490万円で委託した。川崎市の公共建築物8施設について構造躯体、配管の劣化調査を行う。構造躯体は、劣化調査の結果を基に耐用年数評価を受ける。市民プラザ(高津区新作1ノ19ノ1)は、調査結果を耐震診断、改修設計に活用する。宮前区役所庁舎(宮前区宮前平2ノ20ノ5)と宮前市民館・図書館(宮前区宮前平2ノ20ノ4)は、移転後の跡地利用を検討していく上での基礎資料とする。調査業務の履行期限は2022年3月31日。
市民プラザ、男女共同参画センター(高津区溝口2ノ20ノ1)、産業振興会館(幸区堀川町66ノ20)、総合福祉センター(中原区上小田中6ノ1313ノ1)、麻生市民館・図書館(麻生区万福寺1ノ5ノ2)―の5施設については、継続して使用が可能か検討する上での基礎調査として実施する。
このうち市民プラザは1次診断で耐震性が確認されているが、2次診断を開始しており、今回の調査はそのための基礎調査となる。耐震診断の対象棟は、宿泊棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ2051平方b)、大ホール棟(鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3848平方b)、体育館棟(鉄筋コンクリート造鉄骨造屋根梁地下1階地上3階建て延べ1811平方b)、クラブ・レストラン棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1564平方b)、渡り廊下(@)(鉄筋コンクリート造3階建て延べ117平方b)、渡り廊下(A)(鉄筋コンクリート造3階建て延べ147平方b)。
また、宮前消防署宮崎出張所(宮前区有馬2ノ8ノ11)は、老朽化が進んでいる上に、女性用トイレなど必要な機能が整っていないことから、大規模リニューアルで対応できるか別途検討する業務を一般競争入札で委託する。同出張所の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ407平方b。 提供:建通新聞社