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滋賀産業新聞
2021/11/08

【滋賀】県北部流域下水道 高島処理区第2期ストックマネジメント計画を策定へ

 県北部流域下水道事務所は、琵琶湖流域下水道高島処理区第2期ストックマネジメント計画を策定する。22年3月末をメドに長期的な視点での下水道施設の老朽化進展状況を予測し、リスク評価等により優先順位付けを行なう。
 対象となる施設は、処理場として高島浄化センターと、安曇川ポンプ場、今津ポンプ場、マキノポンプ場、高島ポンプ場。マンホール形式ポンプ場は、マキノ(中庄)、高島(鴨)、新旭太田、安曇川北船木1・2、安曇川南船木1・2、安曇川四津川、深清水。
 管路施設の対象は、汚水管渠27・3qとマンホールを想定している。
 第2期ストックマネジメント計画は、長期的な視点で下水道施設(ストック)老朽化の進展状況を予測して、リスク評価等により優先順位付けを行なったうえで、施設の点検・調査及び修繕・改築等を実施し、下水道施設(ストック)全体を計画的かつ効率的に管理していくもの。

 対象となる主な施設概要は次の通り。

▽処理場(高島浄化センター)(高島市今津町今津及び新旭町饗庭)=分流式で1997年4月併用開始、処理方式は水処理、汚泥処理。
▽安曇川ポンプ場(高島市安曇川町青柳)=分流式で2000年4月併用開始
▽今津ポンプ場(高島市今津町南新保)=分流式で2001年3月併用開始
▽マキノポンプ場(高島市マキノ町西浜)=分流式で1999年4月併用開始
▽高島ポンプ場(高島市勝野)=分流式で2001年3月併用開始

 なお、担当コンサルは、中央コンサルタンツ滋賀事務所(大津市)が担当。
 また、高島浄化センターは、県内で初導入施設となる高島浄化センターコンポスト化事業を進めており、22年度末にも設計・建設、23年度から処理(維持管理)を開始する。事業方式については、DBO方式により設計・建設・維持管理を総合的に評価し事業者を選定する。維持管理期間は、施設併用期間中の安定的なコンポスト製品の製造および利活用を担保する必要があることから20年間としている。
 県では、現行の「滋賀県下水道ビジョン(11年度〜20年度)」の計画期間が終了することから、21年度〜32年度までの12年間が対象となる「滋賀県下水道第2期中期ビジョン」の策定を行い、3月に最終案をまとめ、環境・農水常任委員会に報告する予定。

提供:滋賀産業新聞