坂井市は、丸岡観光情報センター(仮称)建設などの「一筆啓上茶屋」移転計画に係る事業費について、現在のところ、9億円程度を見込んでいる。
8月に策定した丸岡城周辺整備基本計画では、現一筆啓上茶屋(丸岡町霞町3―1―3)を移転し、同センターを霞ヶ城公園の南東部で整備するとした。また、同計画の中間報告段階では、約1150平方メートルの建設規模を想定。実施設計はPTP・TIT・ヒャッカJVが担当。
市では、新施設建設の設計費や工事費、既存施設の解体工事費に加え、霞ヶ城公園平地部分で計画する水辺広場空間整備など、お堀広場の再整備に係る費用や埋蔵文化財調査費などを合わせて、事業費は計9億円程度と見込んでいる。
今後は、年度内に設計を完了し、2022年度から工事に着手する予定。丸岡観光情報センターについては、23年度中の竣工を目指す。