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　羽咋市は、のと里山海道千里浜インターチェンジ（ＩＣ）周辺の未利用地を活用する民間事業者について、１２月中をめどに公募型プロポーザル方式で募集する方向で調整を進めている。プレゼンテーションを経て２０２２年３月までに最優秀提案者を選定したい考えだ。
　対象地区は、県道若部千里浜インター線を挟み、羽咋勤労者総合福祉センター向かいに位置する山林約１・１ヘクタール。沿道活用型交流拡大区域に位置付けられる近隣商業地域（大規模集客施設制限地区）で、建ぺい率は８０％、容積率３００％となっている。市は利便性の高い住環境の確保や、沿道型の商業・業務地の形成を図るため、低未利用地を活用する民間事業者を募る。
　公募に先立ち市は９月、土地活用のアイデアや可能性、事業スキームなどについて民間事業者から意見を求めるサウンディング型市場調査を実施。県内外の４事業者が参加し、想定する導入施設としてホテルやスーパーマーケット、ドラッグストア、カフェなどを提案した。
　市は道の駅「のと千里浜」東側に広がる山林一帯約１２ヘクタールで、宅地や商業施設などが集積する土地利用を構想。このうち約３ヘクタールに市が宅地約２０区画や、都市計画道路宇賀線などを整備する。来年夏ごろの着工、２３年春ごろの分譲開始を目指す。