飛騨市は、2022年度の施策案について有識者や市民などから意見を聞く21年度第2回総合政策審議会(木朗義会長、岐阜大学教授)を開いた。22年度の政策方針案を「アフターコロナにおける積極的な経済復活策と『SDGs』を意識した持続可能なまちづくり」とし、22年度の施策を検討した。
今回の審議会では建設に関連するものとして、市営墓地内にある継承者がない墓を改葬する合葬墓の整備や障害者グループホームの整備、神岡地内の消雪設備整備に向けた概略設計着手、地震災害時の影響が大きい市道橋の耐震化などを挙げた。
さらに、ユニバーサルな公園をテーマとした千代の松原公園整備、市道大横丁線の無電柱化推進、神岡町鉱山資料館のリニューアルに向けた設計、飛騨市美術館の大規模改修なども審議した。
この他、夜に子どもが不安に感じる道・場所や危機管理型水位計の追加について調査を進めているとした。
施策案では「前倒して21年度内に実施」「事業化を断念」「22年度中の事業化へ引き続き検討」などを決めていく。今後、12月に3回目を開き、22年3月議会で方針を決める予定だ。
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建通新聞社