徳島県那賀町を地元とする建設促進議員連盟が県に早期事業化を要望してきた白瀬トンネル(仮称)が建設に向けて動き出した。徳島県は同トンネルの設計として10月22日付で「R3那土国道195号那賀・木頭折宇〜木頭西宇トンネル詳細設計業務」の一般競争入札を公告。11月10日に開札して業務委託先を決める。設計金額3045万9000円(税抜き)、業務期間300日間を予定している。
トンネルの延長は800b。山岳トンネルの本体工、坑門工(2坑口)、防水工、排水工、非常用施設、舗装工、施工計画・仮設備計画などの各設計を行う。ルートは、既設の国道195号西宇トンネル(2車線)の西側、那賀川を渡河する上屋地橋西側の三差路付近から、栩谷口で栩谷川が那賀川に合流する付近を結ぶ。栩谷川を渡河する橋梁も新設する。
参加資格は、主たる営業所や支店・営業所が県内にある測量・建設コンサルタント業者で、2006年4月以降に県の発注した道路トンネル詳細設計業務の履行実績、または11年4月以降の入札参加実績など。
県は同トンネルの事前調査として、国道195号木頭折宇〜木頭西宇区間の道路設計(全体2・7`)と地表地質踏査をニタコンサルタント(徳島市)でまとめている。木頭折宇〜木頭西宇の地質調査も同社に委託しており、22年3月10日までに完了させる。
提供:建通新聞社