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　神奈川県警察本部は29日、「津久井警察署新築工事（建築）」を公告した。参加申し込みは11月16日まで。入札書の提出期間は12月９〜10日で、13日に開札する。参加要件は、建築一式の２者特定ＪＶ。代表構成員は総合点数１１３９点以上で、神奈川県内に本店または、支店・営業所があること。構成員は総合点数９３９点以上１１３９点未満で県内に本店があることを求める。この他、配置技術者や完成工事高に要件がある。
　現在地での建て替え。工事概要は庁舎（鉄筋コンクリート造地下１階地上４階建て延べ３０８０平方�b）と車庫棟（鉄骨造平屋延べ２４７平方�b）の新築工事に加え、囲障や構内塗装、構内排水、植栽などの付帯設備、旧津久井合同庁舎地下階解体など。
　工期は２０２２年の県議会第１回定例会で工事契約の議決を得て、４月に着工。24年１月の完成を目指す。21年度当初予算に限度額19億５７００万円（21〜23年度）の債務負担行為を設定している。電気、機械、昇降機の工事は12月までに分離発注する予定。
　１９６１年に完成した津久井警察署は、施設の狭あい化や各種設備の老朽化のほか、耐震診断で小規模な補強が必要と判断されるなどの課題があった。
　新庁舎は、災害発生時の応急活動の拠点となる警察署として整備し、地域住民への行政サービスを充実させるため窓口の待合スペースも拡充。環境に配慮し太陽光発電設備を設置する。
　建設予定地は相模原市緑区中野９３７ノ２。
　詳細設計は山下テクノス神奈川事務所（横浜市神奈川区）が担当。提供:建通新聞社