東濃中部病院事務組合は東濃中部地域新病院建設の基本構想案を公表した。その中で基本・実施設計を2022〜23年度に、建設工事を23〜24年度に行い25年度に病院を開院する予定であることなどを明らかにした。また発注方式に関しては、設計・施工を分離する従来方式と一括発注する方式を比較検討しており、基本構想・基本計画が正式にまとまる22年4月末までには決める予定だ。
今後、東濃中部地域新病院建設基本構想・基本計画策定委員会やワークショップなどを通じ案の修正を適時行いながら、基本構想・基本計画の策定を目指す。
建設スケジュールを見ると、基本・実施設計を22〜23年度初頭にかけて行い、土地造成工事や本体建設工事を23〜24年度に行い25年度に病院を開院する。また道路整備を22〜25年度にかけて行う予定となっている。
新病院の建設予定地は土岐市肥田町浅野地内の土岐市の市有地約5f。病院本体は大規模災害に耐えられる構造とし、非常用の電源や燃料、排水設備を備える。病床は400程度を想定している。また院内保育施設の充実を図る。この他、アメニティー施設を民間活力の導入も視野に入れながら整備する。
少子高齢化の進行や医師確保などといった問題に対処するため、土岐の市立病院と瑞浪市の東濃厚生病院を統合する。設置者は土岐市と瑞浪市で設立した東濃中部病院事務組合(事務局は土岐市役所内)、管理者はJA岐阜厚生連(岐阜市)。
基本構想・基本計画の策定業務はアイテック(東京都中央区)が担当している。
提供:
建通新聞社