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　富山県の第２回富山児童相談所機能強化検討委員会（座長・宮田伸朗富山短期大学学長）が２６日、富山市の県民会館で開かれ、児童心理治療施設の設置など機能強化の方向性が示された。
　富山市東石金町地内の富山児相は１９８１年に開設。規模はＲＣ造２階建て延べ１１６５・８９平方メートルで、相談所本館と一時保護所からなる。施設の老朽化や狭隘化に伴い、施設整備（立地・規模）、市町村や関係機関との連携、人員体制の強化を図る。
　今回は、児童相談所の機能強化、関係機関との連携などを協議。機能強化の方向性では、他県における設置状況を踏まえ、児童心理治療施設の設置を検討することが盛り込まれた。同施設は、社会生活への適応が困難となった児童を入所・通所で受け入れ、生活指導や治療を行うもの。非行相談を行う少年サポートセンターは、児童相談所への併設を含め、関係機関との連携を図る。
　女性センターとは、ソフト面での連携を強化。市町村子ども家庭総合支援拠点と連携体制を構築するとした。
　１２月ごろの第３回会合で基本方針を策定する。