福井県と、県経済団体連合会は22日、ふくい県産材利用推進に関する協定を締結した。
杉本達治知事と、八木誠一郎会長が協定書に署名した。県庁で。
式上、杉本知事が挨拶。「木造・木質化すると、漆器や和紙、越前瓦などにも可能性が広がる。テーブルや椅子、ソファーなど新たな製品開発も。企業の木づかい運動として、山の木を使い、多面的な機能を活かす社会へ」と述べ、企業のウッド・チャレンジに強く期待感を示した。
一方、八木会長も、「SDGsに関わる、カーボンニュートラルは、とりわけ喫緊の課題。木材の利用促進は、一層有効。まさに正鵠を得て、今後のベースとなる」と、重要性を指摘して挨拶。民間施設における利用拡大に意欲を示した。
■福井県の役割
・企業への県産材利用の普及啓発と、ふくいの木づかい企業の取り組みをPR
・県産材を利用する施設の木造・木質化や、木製品の導入、商品開発の支援
・企業における県産材利用の優良事例を表彰
■福井県経済団体連合会の役割
・企業への県産材利用の普及啓発
・ふくい木づかい企業への参加促進
・企業へ県産材情報を提供
※木づかい企業とは 県産材を率先して利用することを宣言し、利用をPRする企業
【目的】福井県と福井県経済団体連合会が相互連携のもと、県産材の利用を推進し、森林整備の促進や二酸化炭素の固定を図るなど、SDGsの達成や、脱炭素社会の実現に努めるとともに、地域産業の活性化に寄与する