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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/27

【群馬】県高崎土木は柳沢川で行うボックス築造工を11月上旬に一般競争

県高崎土木事務所は、高崎市根小屋町地先を流れる柳沢川で、31m規模のボックスカルバート築造工事を行う。工事は11月上旬に条件付き一般競争入札を公告する。工種は土木一式。ボックスは、主要地方道寺尾藤岡線バイパスの一部区間に築造する。22年度以降、河道拡幅を行うほか、寺尾藤岡線現道の柳沢橋北側でもボックスの築造工事を実施する。
寺尾藤岡線バイパスの一部区間に築造するボックスは高さ2100o×幅7500oの規模。現場打ちで延長31mを築造する。使用するコンクリートボリュームが約470立方m、鉄筋量は約54t。
河川改修は、寺尾藤岡線バイパス整備事業の関連事業として実施。改修は寺尾藤岡線の柳沢橋北側から、さらに北進した約200m区間を対象に行う。工事は根小屋町と藤岡市篠塚地内を結ぶ、同バイパス整備の影響範囲内で実施する。施工区間内の用地買収は完了している。
現在の河川断面は最も大きい箇所で下幅3・3m、上幅5・3m、高さ2m、護岸勾配1:0・5。護岸は石積みや間知ブロックで整備されている。
河道拡幅では既存の河川断面を下幅5・4m、上幅6・9m、高さ1・5m、護岸勾配1:0・5に改修。護岸は間知ブロックを使用して施工する。そば処石うす(根小屋町434−2)の南東側については河川の線形が直角に曲がっており、直角部分を埋め立て線形を緩やかにする。
柳沢橋北側に築造するボックスは歩道として整備する。そば処石うす南東側の埋め立て用地から寺尾藤岡線現道にすり付ける。高さ3200o×幅2800oのボックスを現場打ちで延長約10m築造する。使用するコンクリートボリュームは約33立方m、鉄筋量は3t。
現場には歩道が整備されていないため、地元の要望を踏まえ、住宅分譲地グリーンヒル高崎から南八幡小学校に通学する児童の安全を確保することを目的にボックスを築造する。測量設計は冨永調査事務所(高崎市)が手掛けた。