同案は12月下旬に示し、22年2月策定予定
松塩地区広域施設組合(管理者・臥雲義尚松本市長)は、2029年度の供用開始を目指す「新ごみ処理施設建設事業」について、現在の進ちょく状況と今後の進め方を10月25日の議員協議会で説明した。
同施設の基本構想は2022年2月に策定予定。環境影響評価(環境アセスメント)は、予備調査などを実施し配慮書の作成を進めている。
新ごみ処理施設は、現・松本クリーンセンター周辺(松本市島内)での建設を計画。建設に向けた基本構想は、12月下旬に同案を組合議会に提示し、パブリックコメントなどを経て、2月に策定する。その後、基本計画の作成に着手し、22年7月臨時議会で同案を提示、同年10月議会での策定を目指す。
基本構想案の作成にあたっては、検討委員会を設置し21年4月〜9月の期間で計6回の会合を開き、基本方針や処理方式の議論を行った。検討委員会は、組合管理者の臥雲義尚市長に対し、処理方式は現施設と同じ「ストーカ式焼却炉」を軸に検討を進めていくことを9月30日に提言した。
環境影響評価は、21年12月〜22年1月に配慮書の縦覧と公表(県)、22年2月議会で配慮書の報告、22年8月以降に方法書の縦覧と公表(県)、同年10月議会で方法書を報告―のスケジュールを想定する。
基本構想等策定業務は、オオバ東京支店(千代田区)が担当する。
提供:新建新聞社