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建設経済新聞社
2021/10/26

【京都】市営住宅ストック総合活用指針 令和12年度までに耐震化と浴室設置 13団地で再生、10団地は廃止

 京都市はこのほど、京都市市営住宅ストック総合活用指針をまとめ、明らかにした。
 同指針は、京都市住宅マスタープラン(京都市住生活基本計画)における市営住宅ストックの活用に関する内部指針として策定。また京都市の公共施設におけるマネジメントを分野横断的に展開するための具体的な推進指針や取組方策を定めた「京都市公共施設マネジメント基本計画」における市営住宅分野の施設類型別計画として位置付ける。
 同指針は、国が公営住宅ストック等の適切なマネジメントを行う目的で、公営住宅等における長寿命化計画の方向性や記載すべき事項等を示した「公営住宅等長寿命化計画策定指針(改定)」に基づき策定するもの。
 指針の対象は、令和3年4月1日時点で京都市が管理する市営住宅、94団地、591棟、2万3113戸とす(公営住宅75団地、470棟、1万8795戸、改良住宅19団地、121棟、4318戸)。
 計画期間は令和3年度から令和12年度までの10年間。
 指針では、計画期間内(令和12年度まで)で、入居者がいる全ての住戸で、耐震性が確保され、かつ、浴室が設置されている状況を目指す。

洛西、向島ニュータウン
10団地の再編検討も


 団地の活用判定結果によると、[用途廃止団地]は10団地(上賀茂、高野、山端北、山端南、三宅第二、上鳥羽口、橋向、越後屋敷、七瀬川、木津、153戸)、[団地再生実施団地]は13団地(桃陵、楽只、岡崎、錦林、養正、壬生東、三条、崇仁、久世、壬生、辰巳、改進、加賀屋敷、4462戸)、[住替え実施団地]は7団地(西野山(13〜15棟)、勧修寺北、川西、石田東、石田西、深草、岩本、1053戸)、[将来活用検討団地]は3団地(醍醐中山、小栗栖、大受(4〜13棟)、1917戸)、[NT再編検討団地]は10団地(洛西東新林、洛西北福西、洛西南福西、洛西東竹の里、向島1街区、5街区、8街区、9街区、10街区、11街区、6982戸)、[長期活用検討団地]は53団地(東天王町、二条、山科、東野、御陵、音羽千本、音羽、大宅、椥辻西、椥辻、西野山(1〜12棟)、勧修寺第一、勧修寺第二、八条、唐橋、唐橋第二、東松ノ木、南烏丸、東九条、蜂ケ丘、葛野、西大路、西京極、嵯峨、広沢、大覚寺、鳥谷、樫原、醍醐南、醍醐中、醍醐東1〜3街区、醍醐西1〜5街区、大受(1〜3棟)、いわたの森、深草第三、鈴塚、桜島、竹田、下鳥羽、久我のもり、際目、南岩本、東岩本、高瀬川南、山ノ本、久世南、田中宮団地、8546戸)(表参照。なお、耐震改修等の改善実施住棟の有無により、改善済の住棟群と未改善の住棟群を分けて団地を活用判定。西野山(1〜12棟)…改善済の住棟群、(13〜15棟)…未改善の住棟群、大受(1〜3棟)…改善済の住棟群、(4〜13棟)…未改善の住棟群)。