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　横浜市建築局は、本郷台駅周辺の市営住宅建て替えに向け、市営住宅以外の市所有地を含む６カ所を対象に、住宅建設の可能性を検討する。整備可能な住戸数規模を把握し、事業手法を考える資料を整える。26日に「本郷台駅周辺市営住宅集約化検討業務委託（その２）」の委託先選定で公募型指名競争入札の手続きを開始した。参加資格は「建築設計」の「庁舎、学校病院等の設計」に登録している市内中小企業。11月９日まで入札参加申し込みを受け付け、15日に開札する。
　検討の対象は▽小菅が谷第二住宅▽本郷住宅▽栄区総合庁舎▽栄公会堂・スポーツセンター▽栄図書館▽栄土木事務所―の６カ所。
　このうち栄区総合庁舎は市民局がアーバンデザインコンサルタント（横浜市神奈川区）に委託した「区庁舎建替えに関する検討」の対象９庁舎に含まれる。本郷住宅は栄消防署との複合施設。いずれの施設も建物の老朽化が進みつつある。
　市は２０１８年度に「市営住宅の再生に関する基本的な考え方」を策定し、この中で▽本郷住宅▽小菅が谷住宅▽本郷台住宅▽小菅が谷第二住宅―の４住宅を建て替え対象とした。建築局はこの４住宅を「本郷台住宅」と「小菅が谷住宅」の二つの敷地に集約化した場合を想定し、20年度に金子設計（横浜市磯子区）に「本郷台駅周辺市営住宅集約化検討業務」を委託した。
　今回は建て替え候補地を拡大して幅広に検討し、市営住宅の再生を本郷台駅周辺エリアの公共施設の再整備に役立てることができないか、全市的な視点で検証する。納期は22年３月。
　検討対象の市有地は次の通り。
　�@小菅が谷第二住宅（横浜市栄区桂町１２５ノ１）―敷地面積３４８９平方�b
　�A本郷住宅（横浜市栄区桂町３０１）―敷地面積２６２８平方�b
　�B栄区総合庁舎（横浜市栄区桂町３０３ノ19）―敷地面積７２６３平方�b
　�C栄公会堂・スポーツセンター（横浜市栄区桂町２７９ノ29）―敷地面積７５４０平方�b
　�D栄図書館（横浜市栄区公田町６３４ノ９）―敷地面積２１８４平方�b
　�E栄土木事務所（横浜市栄区小菅ケ谷１ノ２０００ノ33）―敷地面積１９５４平方�b
提供:建通新聞社