香川県は民間活力の導入を目指し、総合運動公園や公渕森林公園など県立公園11カ所を対象に公募設置管理制度(Park―PFI)とPFIの活用を検討するため、サウンディング調査に着手する。民間のノウハウを生かし公園の魅力や利用者の利便性向上、財政の負担軽減を図ることが目的。説明会への参加申し込みを11月1日まで受け付け、11月10日に説明会を開く。提案書を11月11〜12月10日に受け付け、個別ヒアリングを12月17〜24日に実施。2022年3月に調査結果を公表する。
県では、これまでにサンポート高松に整備した情報通信交流館の整備・運営(04〜13年度の10年間)にBOT方式のPFI手法を導入している。現在は主に指定管理者制度で管理、運営を行っているが、17年に都市公園法が改正されてPark―PFIが新たに設けられたことから、改めて民間活力の導入を検討する。事業提案ができるのは、事業主体となる意向がある法人か法人グループ、団体。
Park―PFIの対象公園は▽さぬき空港公園(高松市香南町由佐、綾川町千疋)▽総合運動公園(高松市生島町)▽丸亀競技場(丸亀市金倉町)▽琴林公園(さぬき市津田町)▽亀鶴公園(さぬき市長尾名)▽桃陵公園(多度津町桃山)▽琴平公園(琴平町川西)▽坂出緩衝緑地(坂出市番の洲公園他)▽瀬戸大橋記念公園(坂出市番の洲緑町他)―の9カ所。
PFIの対象公園は▽女木島野営場(高松市女木島)▽公渕森林公園(高松市東植田町)―の2カ所。
提供:建通新聞社