小浜市南川町地係の現施設駐車場で新しく建替えを計画する「新健康管理センター新築工事」の起工式が22日、現地で執り行われた。関係者約40人が集い、工事の無事安全を祈願するとともに着工を祝った。新センターは23年5月に一部供用、同年12月に全体オープンを予定している。
式では、松崎晃治小浜市長が「いよいよ工事に着手することができる。妊娠期から更年期まで切れ目のない支援を展開していく。より多くの市民の皆様にご利用いただきたい」とあいさつした。
現センターが築後約40年と老朽化が進んでいることから建替えを計画。建物の規模はS造4階建て延べ2828・14平方メートルで、現施設の約2倍の広さとなる。乳幼児から大人までの検診や育児相談を行う「保健センター」、子育て支援の中核機能を持つ「子育て支援センター」、青壮年期からの体力・健康づくりを担う介護予防機能、子どもから高齢者まで市民交流の場となる「まちなかサロン」と、地域福祉機能を一体化させた総合拠点となる。
建築は嶋田工務店・若狭建設工業・藤本建設JV、電気は藤田電機・山本電気工事JV、機械工事は小浜上田建材・井田設備工業JV。設計は未来プランニング・岩本建築事務所JVが担当した。総事業費は約14億5000万円。