岡山市は、新庁舎建築工事の2022年度の発注に先立ち、11月初旬にも本庁舎解体工事の設計を委託するとともに、年明け早々にも建設地の一角にある鹿田駐車場の解体工事の総合評価落札方式(特別簡易型)の一般競争入札を公告する。
現庁舎敷地と現大供公園・鹿田町駐車場間の市道を廃止した跡地を一体的に活用して新庁舎を整備する。規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造(中間免震+制震構造)地下2階地上17階建て(中2階含)延べ約5万6300平方b。地下駐車場128台、大型車用駐車場4台、搬入用駐車場26台、駐輪場122台を配置する。22年度下半期以降に入札を公告し、23年1月から26年春までの3年4カ月の工期で建設する。26年度の供用開始を目指している。事業費は約289億円。基本・実施設計業務は山下設計・丸川建築設計事務所JVが担当している。
新庁舎完成後に庁舎前広場や庁舎敷地北側に移転する新大供公園などの周辺整備事業に着手する。26年度に設計、27〜30年度の工期で整備を進める。
本庁舎解体撤去設計 11月初旬にも委託
11月初旬にも新庁舎建設に伴う本庁舎解体撤去の設計を委託する。工事は新庁舎完成後の26年度に着手する予定だが、新庁舎建設前に現庁舎の状況を収集することでスムーズな施工環境の構築を目指し21年度中に成果を得る。現庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建て延べ2万7595平方b。
鹿田駐車場解体工事は年明けにも入札公告
新庁舎地下部分に移転する鹿田駐車場解体工事の22年4月の着手に向け、年明けにも総合評価落札方式の一般競争入札を公告する。規模は鉄骨造6階建て延べ8905平方b。工期は22年12月。当初予算で債務負担行為限度額3億円を設定している。これに伴い、22年3月14日から旧岡山貯金センター跡地を仮設駐車場として利用する。駐車台数は現鹿田駐車場の300台とほぼ同じ収容台数を確保する見通し。
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提供:建通新聞社」