北陸直轄河川治水期成同盟会連合会の富山県意見交換会が21日、富山市内のホテルグランテラス富山で開かれ、河川管理者の北陸地方整備局に対し、沿川自治体の首長らがより一層の治水対策を求めた。
意見交換会には岡村次郎局長をはじめ整備局関係者や県、沿川自治体の首長ら24人が出席した。はじめに開催市を代表して藤井裕久富山市長があいさつに立ち「市民の生命と財産を守り、強くしなやかな国土を形成するためには、基幹となる河川の治水安全度を確実に向上させ、有事に対する万全の体制を構築することが極めて重要である」とした上で、「この意見交換会が、治水事業を取り巻く現状や課題などを共有するための良い機会になれば」と述べた。岡村局長は「今年『防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策』がスタートした。いただいた予算を地域の安全・安心の向上に役立つよう努めていきたい」と意欲を示した。
同局の丸山準河川部長による講演の後、「神通川水系・常願寺川」「庄川・小矢部川」「黒部川」「利賀ダム」の各期成同盟会、各市・町が現状を説明し、治水対策の促進を求めた。